『仮説思考』レビュー 11冊目:ビジネスNo.7

『仮説思考』
著:内田和成

こんにちは、masamariです。

今回は、内田和成さんの『仮説思考』をご紹介します。

◾️著者について
内田和成さんは、日本の経営学者・コンサルタント。
早稲田大学商学学術院教授、ボストン・コンサルティング・グループシニア・アドバイザー。
専門は競争戦略論、リーダーシップ論。

◾️なぜ仮説思考が必要なのか

仮説思考とは、物事を答えから考えること。ベストな解を最短で探す方法ともいえる。
あらかじめ答えを絞り込むこと、つまり仮説を立てることが重要になる。
仕事の進め方で大事なことは答えから発想することで、課題を分析して答えを出すのではなく、まず答えを出し、それを分析して証明する。

確かに原因を一つひとつ考えて解決しようとすると、解決するまでに多くの時間がかかってしまいます。
特に時間が限られている場合には、有効的な仕事の進め方かもしれませんね。

◾️情報は集めるよりも捨てるのが大事

情報が多すぎると意思決定は遅くなる。
仕事で大切なのは意思決定です。そんな意思決定には何が必要かと尋ねると、多くの人が「情報」と答えるが、それは錯覚である。
ある程度の情報は必要だが、情報が多ければ多いほど、よい意思決定ができるというのは、間違った思い込み。

「この商品のターゲットユーザーである20代男性は、新聞はほとんど読まないが、自分の好きなことは雑誌を買ってまで熱心に勉強する」という意見があれば、新聞広告という選択肢を消しやすくなる。
このような情報であれば、「雑誌広告に力を入れよう」という選択肢に絞り込むことが出来ます。
ここに「テレビCMはどうか?」とか「街の看板広告はどうか?」など、情報が増えてくると選択肢を絞り込むのに時間を使ってしまい、結果的に行動に移すまでに時間がかかって出遅れてしまいます。
私も情報を集める時は、程々にしようと思います。

◾️トレーニング:So What?を常に考える

仮説思考をトレーニングする方法に、日頃からSo What?と考え続けることがある。
身の回りにある現象が起きた時に、それが意味するところは何かと考え続けることである。

考える力が身に付いていないと、いざ考えようとなった時に力が足りず考えることが出来ません。
いざとなった時に対応出来るように、日頃から考える習慣をつけるという事が大切ということですね。
普段から「だから何?」や「なぜ?」と考える習慣をつけようと思います。

◾️おわりに

私がこの本から得られた気付きは以下の3つです。
①結論から考える
②必要最低限だけ集めて、まずは行動する
③日頃から考える習慣を身につける

仮説の立てるための具体的な方法や検証方法の事例等も書かれているので、参考にしようと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください