『「仕事が終わらない」を抜け出す200のアイデア』レビュー 17冊目:ビジネスNo.13
『「仕事が終わらない」を抜け出す200のアイデア』
著:ローラ・スタック
訳:前田雅子
こんにちは、masamariです。
今回は、ローラ・スタックさんの『「仕事が終わらない」を抜け出す200のアイデア』をご紹介します。
◾️必要なのは「減らす」こと
「仕事の量は、多いより少ないほうがいい。そのほうが集中し、よりよい仕事ができる。」
これがこの本で伝えたいメッセージとのことです。
確かに仕事以外でも言えることですが、やることは少ないに越したことはないですよね。
不必要な雑務は切り捨て、残ったタスクを思い切ってトリアージ(優先順位づけ)する。
それが、健康や家族との生活、人生の楽しみを奪うことなく、この経済状況下で絶えず利益を出すような生産性を実現する、唯一の方法。
あまりに長時間働くと生産性が下がってしまうため、逆効果です。
週60時間働くと、平均で25%生産性が低下することが、複数の調査で明らかになっています。
疲労が判断力やパフォーマンスを鈍らせてしまうため、働く時間が長ければ長くなるほど生産性が落ちてしまいます。
◾️PWF
PWF(プロダクティビティ・ワークフロー・フォーミュラ)は著者が考案した、生産的に仕事をするための作業手順の方式です。
PWFは、以下の6つのステップから構成されています。
①やるべきことを決める
↓
②スケジュールを立てる
↓
③集中する
↓
④新しい情報を処理する
↓
⑤ワークフローを円滑にする
↓
⑥自分の能力をコントロールする
↓
①…
このPWFを生活に組み込めば、1日に90分も節約することができて、その時間を仕事以外の人生を楽しむために使うことができます。
1日90分と聞いてもあまりピンと来ないかもしれませんが、これを16日も続ければ1440分となり、1日分の節約につながります。
およそ半月で1日の節約と考えるとバカにできないですね。
◾️おわりに
本書では働きすぎから脱出するための200のアイデアが紹介されています。
1日90分の節約。この数字は、著者のクライアントが実際に節約できた時間だそうです。
90分であれば何とか達成できそうな目標ですね。
この本を参考にして生産性を上げていこうと思います。