『シャーマンキング』1巻ネタバレ 30冊目:マンガNo.6
『シャーマンキング』
作者:武井宏之
■漫画のあらすじ
主人公の名前は麻倉葉。
葉はシャーマン(霊能力者)の1人である。そんな葉が、シャーマンの頂点を決める戦い「シャーマンファイト」に参加し、全知全能の力を持つと言われるシャーマンキングになるための戦いを描いた物語である。
※シャーマンとは、霊能力を持ち、霊と交流する人間の総称で、シャーマンは各々の方法で霊の力を借りることができる。
■1話ネタバレ
物語は小山田まん太という少年が、塾で帰るのが遅くなり終電に乗るために夜道を走っているところから始まる。
まん太はこのままじゃ終電に間に合わないと、墓の中を通って近道をしようとする。
すると、
「そこのお前、何をそんなに急いでるんだ?」
と、どこからか声が聞こえた。
まん太が辺りを見渡すと、高台の上にある墓の上に1人の少年が座っていた。
こんな時間にこんな場所で何をしてるのかと、まん太は不思議に思う。
墓場ということもあってか幽霊なのでは?とまん太は驚くが、そんなこと考えている場合じゃないと先を急ぐ。
しかし、そんなまん太を謎の少年が「待てっつったんだろ」と呼び止める。
「今日はこんなに星がよく見えるんだ。せっかくだからお前もこっちに来いよ。みんなで眺めようぜ」という。
するとまん太は、変な奴だと思いながら
「星なんか見てなんになるんだ?」
と言い、謎の少年が「みんな」と言った事に対し、
「それに君、文法が変だぞ。二人じゃみんなって言わないよ」と間違いを正そうとする。
しかし、謎の少年が「いいや、みんなさ」と言うと、少年の周りにはたくさんの幽霊が集まっていた。
それに少年はその幽霊達を「友達」と言う。
まん太は幽霊達を見て大声で驚いてしまう。
そして次の日、まん太は学校でクラスメイト達に幽霊を見た事を話すが、クラスメイト達は
「勉強のしすぎで頭がおかしくなったんじゃないか?」
と、まん太のことを疑いの目で見る。
クラスメイト達がまん太の事を馬鹿にして騒いでいると、教室に先生が入ってきて座るように叱る。
教室も騒がしいまま、まん太も信じてもらえない事に苛立っている中、先生が転校生の麻倉葉という生徒を紹介をするが、何とその少年は昨日、まん太が墓場で見た謎の少年であった。
驚いたまん太は、
「こいつだー!!こいつが例の幽霊男だ!」
と、大声でクラスメイトに言い聞かす。
すると葉は、
「幽霊なんているわけないだろ。っていうかお前、誰?」
と呆れた顔でまん太に聞く。
相変わらずクラスメイトに信じてもらえず苛立っているまん太は、葉の正体を暴いてやろうと葉の跡をつける。
しかし、葉は橋の上で何時間もボーッとしたまま動かずにいて、まん太はさらに苛立ってしまう。
すると葉が、
「あーっ!自然と一体になるって気持ちいいなーっ!」
とふざけた事を言い、苛立っていたまん太が
「なんじゃそりゃあ!!」
と思わず大声でツッコミを入れてしまい、葉にバレてしまう。
葉は知らんぷりした事について、学校で秘密がバレて騒ぎになるのが嫌だったことをまん太に打ち明ける。
その秘密とは、葉の正体がシャーマンということである。
あっさり「秘密」を打ち明けた葉に対し、まん太は呆れてしまう。
そんなまん太をよそに葉は、
「シャーマンはあの世とこの世を結ぶ者。困ったことがあったら、いつでも呼んでくれよ。力になるぞ」
と言って去っていく。
その夜、まん太と葉が出会った墓場に、あるチンピラ達が集まって騒いでいた。
しかし、最近ある少年がその墓場に出入りしていることをボスに知られるとまずいという話をしていたが、その話をボスである木刀の竜(本名は梅宮竜ノ介)に聞かれてしまう。
そんな竜が、興奮した際に墓を蹴り倒したのだが、その墓はこの町では一番有名な伝説のサムライ・阿弥陀丸の首塚であった。
竜の子分達は、阿弥陀丸の首塚を踏んづけてタタリにでもあうのでは?と怯えているが、竜は
「だから?」
と聞いて、墓を木刀で壊してしまうのである。
そんなやり取りを見ていたまん太だが、竜たちに見つかってしまい、最近出入りしている少年と勘違いされてボコボコにされてしまう。
翌日、葉は自分と勘違いされてまん太がボコボコにされた事を聞くと、
「仕返しに行くぞ」
と言い、まん太の腕を掴み無理やり連れていく。
まん太は葉が竜に勝てるわけないと言うが、葉は
「確かにオイラは弱いぞ!でも大丈夫!こっちにゃ強い味方が憑いてるからな!」
と言い、竜たちがたまってる墓場に向かうのだが…