『忍空』1巻ネタバレ 34冊目:マンガNo.8
『忍空』
作者:桐山光侍
■漫画のあらすじ
舞台はEDO歴3年。
戦乱が一旦治まったかのように思われたが、忍空の残党と名乗る者達が悪事を働いており、そんな忍空を人々は迷惑に思っていた。
※忍空とは忍術と空手を組み合わせた史上最強の武術使い達のことである。
主人公の風助は、幼い頃に母をさらわれ、その母を探して相棒のペンギン・ヒロユキと一緒に旅をしている途中、忍空の残党と名乗る者達との戦いに奮闘していく。
■1話ネタバレ
物語は腹を空かせた風助が原っぱで倒れているところから始まる。
そんな風助を見つけた若い男と少女の2人は不思議そうに見つめる。
不安そうに見ている少女に男は大丈夫と声をかけ安心させる。
昼飯の残りのおにぎりを風助に近づけると、風助は匂いに反応して飛び起き、男の手ごとかぶりつく(笑)
男が「どうだ?」と尋ねるが、風助は「中に何も入ってねぇな。足んねぇ」と文句を言った。
風助は1回で20人前食べないと気が済まないのである。
男と少女がその場を離れようとすると、風助のお腹がもの凄い音で鳴った。
そんな様子を見かねた少女が男の服の裾を引っ張る。
男も「しょうがねぇな」と、自分の村に食べに来るように勧める。
そして村に着くと、風助は大量の料理を1人で食べ切ってしまう。
しかも「こんなまずい食い物食ったの初めてだ」と文句を言う。
親父が出てきて、男(朱利)と少女(結花)にも食べないか?と聞くが、「弁当を食ったばっかりだ」と断る。
そして結花はこの前の戦で、母親を目の前で殺されたことのショックで口が利けなくなったことを聞かされる。
風助も3年前の戦で両親を失ったことを明かす。
元気のない結花に風助は、「俺と友達になっか?」と聞くが、結花は相変わらず元気のないまま絡もうとはしなかった。
話が落ち着き、朱利と結花がいつもの仕事をしようと牧場に向かうと、そこには何頭もの牛の死体が倒れていた。
親父がこれは忍空組の残党の仕業だという。
その夜、風助は朱利から忍空組の残党について話を聞いてから寝た。
朝になり出掛けようとした時に、風助は母の形見である綺麗な石を、友達の証として1つ結花に渡した。
風助が去った後、牧場に忍空の残党と名乗る者達が牛を盗みにやってきた。
忍空に対して朱利が銃を撃つが、変わり身の術を使って避けた。
そして牛を持ち帰ってその場を去った忍空達は、結花を人質として連れ去ってしまった。
結花が連れ去られた事を村人達が話していたのを風助が聞き、忍空達の隠れ家の場所を聞き出して隠れ家に向かう。
牧場にはまたしても忍空が現れ、親父が相対するが…
同じ頃、朱利はというと、結花を助けるために忍空の隠れ家に来ていた。
しかし、忍空には敵わず倒されてしまう。
そんな時、風助が結花を助けに現れたのであった。