『超速片づけ仕事術』レビュー 63冊目:ビジネスNo.42
『超速片づけ仕事術』
著:美崎栄一郎
こんにちは、masamariです。
今回は、美崎栄一郎さんの『超速片づけ仕事術』をご紹介します。
◾️知っているようで知らない机上のモノの配置の原則とは?
よく言われる話だが、私たちビジネスパーソンは、1年間のうち平均150時間近くを「探し物」に使っている。
1日8時間働くと仮定すると、約20日分。
土日祝日が休みの人であれば、約1ヶ月分の労働時間ということになる。
裏を返せば、探し物をすることが無ければ、1ヶ月近くの時間を創出することが出来るということだ。
この時間を使えば、残業が多い人でもかなりの人が早く帰宅することが出来るようになる。
探し物が多い人の共通点は、机上にあるモノの配置が決まっていないこと。
そして、机上に不必要なモノが多いということ。
この2つを改善すれば、探し物は驚くほど減り、膨大な時間をつくり出すことができる。
◾️机上のモノの配置を決める
なぜ、机上のモノの配置を決めなければならないのか。
そのヒントは、車の運転席にある。
レンタカーや友人の車に乗っても、「ハンドルが見つからない」「ブレーキが見つからない」ということにはならない。
なぜなら、ハンドルやアクセル、ブレーキペダルなど、運転に必要な機材の配置が決まっているからである。
車でいう運転席にあたるのが、オフィスの机。
毎日座って仕事をするわけだから、机上も車の運転席と同じように、最適な場所にモノを配置するのが基本である。
机上のモノの配置が決まっていないと、探し物が増えるだけでなく、無駄な動作やトラブルが増え、本来仕事に充てるべき時間がどんどん減ってしまう。
最近では通信環境が整備され、カフェや出張先のホテルなどオフィス以外の場所で仕事をすることが増えた。
こういった環境でも、オフィスの机と同じ配置にすることが大切である。
仕事の効率を上げるためには、いつでもどこでも同じ環境をつくり出すという意識が大切になってくる。
◾️机上から不必要なモノをなくす
机上から不必要なモノをなくすことができないと、探し物を減らすことができないだけでなく、同じ場所にモノを配置することができない。
さらに、机の上にモノが散乱していると集中力も続かなくなってしまう。
仕事の効率を上げるためには、今やっている仕事に必要なモノのみが机の上に置いてある、という環境をつくり出すことが必要である。
とはいえ、モノを減らすのは難しい。
捨てようとすると「いつか使うのではないか?」という迷いも出てくる。
このような迷いをなくすためには、机上のモノを次の3種類に分けて考えるのが効果的である。
①よく使うモノ
②たまに使うモノ
③使うかもしれないモノ
極端な話、「①よく使うモノ」以外、机上に置いておく必要はない。
②と③を目の前からなくしてしまえば、仕事は劇的に速くなる。
「よく使う」と「たまに使う」との線引きは、1週間に一度以上使うものを①、それより使用頻度の低いモノを②とするのが一般的だが、自分の仕事の内容に合わせて、どのくらいのスパンにするのかを決める。
家族の写真や好きな映画のフィギュアなどを飾っている人は、それを眺めることでモチベーションが上がるのなら、「①よく使うモノ」としてもかまわない。
◾️おわりに
まずは不必要なモノを減らすことが重要です。
この記事では机の事を触れていますが、他にもカバンの中や財布の中、パソコンの中、タスクの管理方法など、片づけに関するテクニックが紹介されています。
気になる方は読んでみてください。