『めんどくさがる自分を動かす技術』レビュー 92冊目:ビジネスNo.59
『めんどくさがる自分を動かす技術』
著:冨山真由
こんにちは、masamariです。
今回は、冨山真由さんの『めんどくさがる自分を動かす技術』をご紹介します。
◾️今必要なモノ以外、出ていない。それがベストなデスク環境
デスクの上はどんな状態か?
資料の山が出現していたり、使わないペンや読みかけの新聞など、今必要のないものが散乱していないか?
それらはすべてあなたの集中をそぐ要素。
例えば、今まさに取り組んでいる仕事以外のモノが出ていれば、「あ、そうだ、今週のうちにこの案件も終わらせなきゃ」などと、余計なことを考えさせるきっけを自分に与えてしまうのである。
行動科学マネジメントでは「今やっている仕事に関係ないモノは一切デスクに置かない」のがべストだと考えます。
デスクの上に置いてあるモノを1つずつ手に取り、本当に置いておく必要があるかを
チェックしてみる。
◾️ファイリングする?処分する?迷ったら「とりあえずボックス」へ
必要な資料はすぐにファイルし、不要なものはシュレッダーなどにかけて処分する。
でも、「もう少し取っておいた方がいいのかな?」と迷う"グレーゾーン"の資料もあるだろう。
そういった資料の行き場が決まっていないと、デスクの上に、あっという間に資料の山が出現してしまう。
そんな場合にオススメの対処法は、「とりあえずボックス」を作ること。
ファイリングか処分か、すぐに判断がつかない場合は、とりあえずデスクの足元に設置した「とりあえずボックス」に入れる。
そして、「月曜日の朝いちばんの5分」などとマイルールを決めて、ボックスにたまった資料をあらためて整理する。
週をまたいでも特に必要性が感じられない資料は、ほとんどが不要なモノである。
◾️枕元に明日の身支度を置いて、動きやすい朝環境を作っておく
朝の身支度に手間取ってしまい、遅刻しそうなことが多い。
そんな人にオススメしたいのがこの方法。
理由は2つある。
1つは、朝、迷う時間がなくなるから。
実は、自分が着替えるのに手間取っているのではなく、どれを着ようか服選びに手間取っている可能性が高くなる。
もう1つは、余計な行動に気を取られないから。
起床して洋服ダンスまで行く間にテレビをぼんやり見続けたり、新聞を読んだりと、つい寝ぼけてだらだらと過ごしていないか?
身支度を枕元に置いておけば、起きた途端、たとえ寝ぼけていても着替える行動に移れる。
こんなふうに自分が自然と動きやすい環境を作ってあげることが、とても大切なのである。
◾️おわりに
私自身も中々動き出すのが遅い一人です。
そんな動き出しが遅い人にとって参考になる本かと思います。
動けるようになるための50のコツが具体的に紹介されています。
めんどくさいことでも動けるようになりたいと思う方は是非読んでみてください。