『伝え方が9割②』レビュー 94冊目:ビジネスNo.61
『伝え方が9割②』
著:佐々木圭一
こんにちは、masamariです。
今回は、佐々木圭一さんの『伝え方が9割②』をご紹介します。
◾️必ず身につく「7つの切り口」と「8つの技術」
頼みごとをするときに、「イエス」をもらうための具体的な技術がある。
「ノー」を「イエス」に変える技術。
もちろん100%変えることはできないが、「イエス」となる可能性を、ぐっと上げることができる。
それには「7つの切り口」がある。
◎「イエス」に変える7つの切り口」
①「相手の好きなこと」
② 「嫌いなこと回避」
③ 「選択の自由」
④「認められたい欲」
⑤ 「あなた限定」
⑥「チームワーク化」
⑦「感謝」
さらに感動のスピーチや、映画のような名ゼリフもつくれる技術がある。
「強いコトバ」をつくる技術。
誰でもすぐに使える技術を前作『伝え方が9割』では5つ紹介された。
◎「強いコトバ」をつくる8つの技術
①「サプライズ法」
②「ギャップ法」
③「赤裸裸法」
④「リピート法」
⑤「クライマックス法」
本書『伝え方が9割②』ではこれらに加えて、新たな3つの技術が初公開されている。
それは次の3つです。
⑥「ナンバー法」
⑦「合体法」
⑧「頂上法」
本書は、「伝え方のレシピ」を身につけて、即使えるようになることに、徹底的にこだわっている。
①記憶に定着する!「実践ストーリー」
著者でも驚く、鮮やかな「伝え方のエピソード」をうかがうことがある。
聞いているだけでも痛快で、学びになって、著者は大好きとのこと。
はじめはダメだったものが、伝え方を変えたことで好転した実際の話が集められている。
ストーリーだから頭にスルスル入る。
ちょうど、歴史を単に暗記するのは難しいけど、歴史のストーリーとともに覚えると、楽しくスルスル記憶に残るのと同じである。
②読むだけで練習になる!「アウトプット型構成」
伝え方を身につけるためには、方法を知って、実践すること。
料理と同じである。
おいしいチャーハンのつくり方を知って、それを数回練習するとじぶんのものになり、レシピを見なくても作れるようになる。
本書では、読むだけで自然とじぶんの頭で考えてアウトプットできるように構成されている。
つまり、読むだけで練習ができるのである。
③実際の講演を体験できる! 「実況中継」
実際に身につく!ということで好評の「伝え方が9割の講演」が、惜しみなくここで公開されている。
講演でリアルに著者が話していることやワークショップを、紙上で目の前で仮想体験できる。
「ノー」を「イエス」に変える技術を、「実況中継1」で。
「強いコトバ」をつくる技術を、「実況中継2」で体験できる。
このほかにも、巻頭に「超携帯版・伝え方が9割②」がある。
すべてのレシピが名刺サイズに入っていて、本の内容を持ち運べ、いつでも「伝え方のレシピ」を使うことができる。
◾️おわりに
前作『伝え方が9割』で紹介された技術に加えて、新たな技術も紹介されています。
「ノー」を「イエス」に変えるための技術が学べます。
人前で話すことが多い人や、広告等で誰かに何かを伝えることが多い人は、是非読んでみてください。