『学びを結果に変えるアウトプット大全』レビュー 2冊目:ビジネスNo.1

『学びを結果に変えるアウトプット大全』
著:樺沢紫苑

こんばんは、masamariです。

今回は、樺沢紫苑さんの『学びを結果に変えるアウトプット大全』をご紹介します。

◾️著者について

 樺沢さんは1965年、札幌生まれの精神科医・作家です。
 SNS、メールマガジン、YouTubeなどで累計40万人以上に、精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝え、「日本一、情報発信する医師」として活動されてます。

 また、月に20冊以上の読書わわ30年以上継続している読書家でもあり、そのユニークな読書術を紹介した『読んだら忘れない読書術』は、15万部のベストセラーになっています。

 本書は、アウトプットの重要性と、具体的なアウトプット法、そしてアウトプットを自己成長につなげる方法など、80の方法について説明されています。

◾️そもそもアウトプットとは?

 アウトプットとは、脳の中に入ってきた情報を脳の中で処理し、「出力」することです。具体的には、「話す」「書く」「行動する」がアウトプットとなります。
 本を10冊読んでも、1冊もアウトプットしなければ、何ひとつ変化することはないのです。

◾️アウトプットの6つのメリット

①記憶に残る
 アウトプットをすることで、脳がそれを「重要な情報」と判断して、記憶に残ります。

②行動が変わる
 アウトプットした後にフィードバックをすることで、自分自身の行動がより良い方向へレベルアップしていきます。

③現実が変わる
 仕事がより効率的になったり、人間関係が円滑になったりして、ポジティブな方向に動き出します。

④自己成長する
 インプット→アウトプット→フィードバックのサイクルは、繰り返すことで、自己成長の階段を上っていきます。

⑤楽しい
 ポジティブなアウトプットをしていくと周りから評価され、褒められて、信頼されるようになります。そうなってくると、もっともっとアウトプットをしていきたくなります。
 そして、アウトプットするモチベーションも上がってくるのです。

⑥圧倒的な成果が出る
 様々なポジティブな結果が連鎖的に起こって、自分の人生が楽しくなり、豊かなものへと変わっていきます。

 上記のメリットから、「アウトプット」=「人生の成功法則」と、樺沢さんはおっしゃっています。

◾️具体的なアウトプット方法例

①話す
 「アウトプットが苦手」という人は、最初は「話すことから始めます。この「話す」という行動が最も簡単なアウトプットで、「昨日、こんなことがあったよ」のように昨日の出来事を誰かに話すことも、立派なアウトプットなのです。
 聞いたこと、自分が体験したことなどを、第三者に「言葉」で話すのです。

②説明する
 説明によって、「意味記憶」が「エピソード記憶」に変換され、圧倒的に記憶に残りやすくなります。
 「意味記憶」は覚えづらく忘れやすく、「エピソード記憶」は覚えやすく忘れにくいという特徴があります。
 説明することで、相手の理解も深まり、相手の記憶に定着するのはもちろん、説明した自分自身の記憶にも圧倒的に定着しやすくなるのです。
 お互いにとってメリットがあり、まさにWin-Winですね。

③落書きをする
 落書きと聞いたら集中力が損なわれるように思われますが、実際は逆なので、「落書き」は記憶力を高めるという、驚きの結果が出ています。
 その理由としては、落書きは感情を刺激するので、記憶に残りやすいと考えられています。
 記憶の法則のひとつに、「喜怒哀楽が刺激されると記憶が増強される」というものがあります。落書きで、可愛らしい絵を書いたり、ハートマークを書いたりするだけで、楽しいという感情が刺激され、記憶が強化されます。

◾️おわりに

 上記で紹介したアウトプット方法3つの他にも77の方法が紹介されているので、他の方法も気になるという方は、今回ご紹介した『学びを結果に変えるアウトプット大全』を読んでみてください。

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