『第8の習慣』レビュー 23冊目:自己啓発No.2
『第8の習慣』
著:スティーブン・R・コヴィー
こんにちは、masamariです。
今回は、スティーブン・R・コヴィーさんの『第8の習慣』をご紹介します。
◾️第8の習慣
第8の習慣とは、「自らボイスを発見し、ボイスを発見できるよう人を奮起させる」ことです。
7つの習慣では人生に「効果性」を持たせることが出来ました。
その「効果性」をさらに進めて、「偉大」な人生を生きるためにコヴィー博士が唱えたのがこの習慣です。
ボイスとは、内面から「こう生きなさい」と自分に呼びかけてくる声のことを指します。
◾️ボイスを発見するには4側面の刃をさらに研ぐ
ボイスを発見し、それを行動として表現するには、人格を形成する4側面の向上が欠かせないと、コヴィー博士はおっしゃっています。
ちなみにですが、4側面とは「知性」「肉体」「社会・情緒」「精神」のことを言います。
4側面を向上させることで、人はますます自分の個性を自覚して、「個性を用いて世の中に貢献する」道が開けてくるのです。
「知性」の刃を研いだら、未来の状況を見極める想像力を持つことを意識します。
「肉体」の刃を研いだら、それを「自制心」に繋げます。
自己管理をして、欲望に流されずにやるべきことをこなすのです。
「社会・情緒」の刃を研いだら、これと思う物事に打ち込む「情熱」として表現します。
周囲に惑わされずに我が道を進む勇気が必要となります。
「精神」の刃を研いだら、それを「良心」として発揮します。
自分の人格を上記のような形で表現していくことで、人は存在感を高めて、偉大な人生へと踏み出していくことが出来るのです。
◾️リーダーが果たすべき4つの役割
リーダーの4つの役割で、最も重要なのは「模範になる」ことです。
そのためには、次の3つが大切となります。
①率先して変化のきっかけを作る
②人格や能力に基づく信頼性を築く
③第3の案を探すように意識して行動する
こうやって信頼関係を築ければ、次の3つの役割を果たす土台ができます。
2つ目の役割:役割の方向性を示す
全員で共有できるビジョンや価値観を一緒につくる仕事のことです。
3つ目の役割:組織を整える
目標に向けてメンバーが行動しやすい体制や制度にするよう定期的に見直す仕事です。
4つ目の役割:エンパワーメントを進める
情熱、才能に押されて人が主体的に動くように触発、サポートすることです。
リーダーはポジションではありません。
自らがその道を選択したら、自分自身を高めてリーダーに成長するのです。
◾️おわりに
本書は『7つの習慣』の続編となります。
「7つの習慣」に質的な深さを加えて、具体的活用し、Win-Winとなる偉大な成果を得るための力となるものです。
テーマは、リーダーシップが中心となっています。
『7つの習慣』を読まれた方は、こちらの本も読んでみてはいかがでしょうか?