『鬼滅の刃』1巻ネタバレ 28冊目:マンガNo.5
『鬼滅の刃』
作者:吾峠呼世晴
■漫画のあらすじ
舞台は大正。
主人公の竈門炭治郎(かまど たんじろう)は亡き父親の跡を継ぎ、炭焼きをして七人家族の暮らしを支えていた。
生活は決して豊かではなかったが家族仲はよく、町の人々にも愛されて、幸せな日々を送っていた。
しかし、炭治郎が炭を売りに下山して家を空けたある日、家族は鬼に惨殺されてしまい、唯一生き残った妹・竈門禰󠄀豆子(かまど ねずこ)も鬼の血が混入して鬼と化してしまう。
禰󠄀豆子を人間に戻す方法を求めて奮闘していく物語です。
■1話ネタバレ
物語は、炭次郎が傷を負った妹・禰󠄀豆子を背負い、妹を救うために雪の中を歩いているところから始まります。
炭次郎は心の中で、
「なんでこんなことになったんだ」
と考えていた。
そして炭次郎は禰󠄀豆子に、
「禰󠄀豆子、死ぬなよ。絶対に助けてやるからな。死なせない。兄ちゃんが絶対助けてやるからな!」
と言い聞かせる。
時を遡ること数時間前。
炭次郎は家族のために炭を売ってお金を稼ぐため、街へ下山しようとしていた。
そんな姿を見た母は、真っ黒になった炭次郎の顔を布で拭き、
「雪が降って危ないから、行かなくていいんだよ」
と炭次郎に言う。
炭次郎は、
「正月になったらみんなに腹いっぱい食べさせてやりたいし、少しでも炭を売ってくるよ」
と言い、
「ありがとう」
と母がお礼を言う。
炭次郎が出かけようとした時、兄弟達が自分たちも行きたいと言い寄ってくる。
それを見た母が、
「だめよ。炭次郎みたいに早く歩けないでしょう」
と言って止める。
炭次郎は、母と兄弟6人の7人家族の長男である。
炭次郎が母達に見送られて少し歩いた時、弟の六太を寝かしつけるために散歩をしていた禰󠄀豆子に会う。
そして禰󠄀豆子に見送られて炭次郎は再び歩き出す。
炭次郎が街に着くと、街の人々が炭次郎を暖かく迎え入れる。
炭次郎の売る炭を買ってくれるのである。
すると炭次郎を見つけて助けを求める少年がいた。
その少年は皿を割った犯人にされて困っていた。
炭次郎はその少年から渡された割れたお皿の匂いを嗅いで、
「猫の匂いがする」
と言い当てるのであった。
炭次郎は嗅覚が非常に優れていた。
その他にも炭次郎に助けを求める人がいて、炭次郎は帰るのが遅くなってしまう。
その帰り道、街の人が
「こら炭次郎!お前山に帰るつもりか?危ねえからやめろ」
と呼び止める。
「俺は鼻が利くから平気だよ」
と炭次郎が言い返すが、
「うちに泊めてやる!来い、戻れ!」
と必死に止める。
鬼が出ると言うのだ。
この人は三郎爺さんと呼ばれている人で、炭次郎の知り合いである。
日が暮れると人喰い鬼がうろつき出すため、夜は危ないから明日早起きして帰ればいいと、炭次郎を引き止めたのだ。
炭次郎はうとうとしながら三郎爺さんと話す。
「鬼は家の中には入ってこないの?」
と炭次郎が聞くと、
「いや、入ってくる」
と三郎爺さんが言ったので、
「じゃあみんな鬼に…喰われちまう」
と眠そうになりながら言う。
すると三郎爺さんが、
「鬼狩り様が鬼を斬ってくれるんだよ、昔から」
と言った後、炭次郎は眠りについてしまう。
そして朝になり炭次郎は三郎爺さんの家を出て、
「幸せが壊れる時には、いつも血の匂いがする」
と心の中で考えながら歩いていて、家に着いた時である。
家の玄関前に倒れている血だらけの禰󠄀豆子と六太を見つけた。
走り寄っていった炭次郎が家の中を見渡すと、母や兄弟達が血だらけで死んでいたのである。
炭次郎はまだ体に温もりがある禰󠄀豆子だけを背負い、助けるために医者に診せようとしていた。
ここで物語の最初のところに話が戻る。
炭次郎は凍てついた空気で肺が痛く、息が苦しい中、禰󠄀豆子を助けるために必死に歩く。
すると禰󠄀豆子が突然動き出し、大声で叫んだのである。
それに驚いた炭次郎は、足を滑らせて崖の下に落ちてしまうが、幸いにも雪のおかげで怪我は無かった。
そして辺りを見渡して禰󠄀豆子を探すと、禰󠄀豆子は近くで下を向いて立っていた。
炭次郎が禰󠄀豆子の方へ近づくと、禰󠄀豆子は突然、炭次郎に襲いかかってきたのである。
そんな禰󠄀豆子の顔を見ると、牙も生えていて、鬼と化していたのだ。
炭次郎が禰󠄀豆子を止めようと必死でもがいていると、その背後に突然男が近づいてきて、禰󠄀豆子に切りかかってきたのである。
はたしてその男の正体とは…
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