『いつまでも変われないのは、あなたが自分の「無知」を認めないからだ』レビュー 38冊目:自己啓発No.6
『いつまでも変われないのは、あなたが自分の「無知」を認めないからだ』
著:千田琢哉
こんにちは、masamariです。
今回は、千田琢哉さんの『いつまでも変われないのは、あなたが自分の「無知」を認めないからだ』をご紹介します。
◾️「知る」とは、「今まで恥ずかしいことをしてきた」とハッと気づくこと
例えばマナーを知らない人が、マナーを知ると、ハッとする。
「今まで恥ずかしいことをしてきた」ことに気づかされるのです。
これが、「知る」ということ。
逆に知らなければ、自分が恥ずかしいことをしているということにすら気付きません。
知らないことは、この世に存在しないのと同じです。
知るということは、今まで自分が恥ずかしいことをしてきたと気づく行為。
「知る」という行為から逃げることは、人として最も恥ずかしい生き方である。
物を知らないことは恥ずかしいが、知らないのに知っているふりをすることは、その数倍も恥ずかしい。
知らないことは「知らない」と伝えることも大切ですね。
◾️本当の価値を知った人は、行動に移したくなる
本を読む人が成功しやすいのは、物知りだからではない。
読書家は自分が知らなかったことを知ると、大いに感動した結果として、何らかの行動を起こしたくなる。
そうして成功の確率が大きく高まる。
かといって、これからの時代は「本」に限定する必要はなく、自分が一番吸収しやすい媒体から学ぶことが大切。
宝くじに当選した人が、「換金」という行動に移さない人がいないように、新しい知識や深い知恵を得るなど、本当の価値を知った人は行動に移します。
知識と現実の間にギャップがあることを知り、知的好奇心が大きく刺激される。
だからますます知ろうとして、ますます動きたくなる。
このサイクルこそが、人生に勝利を呼び込む成功法則だと著者は確信している。
◾️専門分野のある人ほど、「わかりません」「知りません」と素直に言える
一般的な話として、頭の良い人ほど、「わかりません」「知りません」と素直に言うことができ、頭が良いとは言えない人ほど、言うのが苦手である。
自分の専門分野を確率し、その分野の造詣が深い人は、他分野のことについて聞かれても、「わかりません」「知りません」と正直に答える。
1万冊の本を読んだと言われて、「どんな分野にも精通している」と思うのは勘違いである。
たかが1万冊の本を読んだくらいでは、自分がいかに無知なのかを再確認させられるだけ。
実力のある人ほど自分の限界を知っている。
たゆまず精進を続けて、限界に挑戦することで成長が訪れるのです。
◾️自分流にこだわるのは、結果を出してから
「個性」で勝負する時代と言われるが、自分流の知識で行動することを「個性」と呼ぶことは出来ないし、多くの場合は、そうした主張をする自分流の人間は確かな結果を出せていません。
結果を出していない人間が、組織で文句を言われるのは当たり前である。
仕事の目的は結果を出すことであり、結果を出さない人は仕事をしたとは解釈されない。
仕事で結果を出すのは、会社に貢献するためではなく、自分が仕事を心から楽しいと感じるためである。
どんなにくだらないと思えることでも、とりあえずは方針通りに全部やってみることご大切です。
◾️おわりに
見栄を張って「知らない」とは言えず、「知っているフリ」をしたがる人が多いのではないでしょうか。
私自身もその1人です。
でも堂々と「知らない」と言える人の方がカッコいいですね。
私も知らないことは「知らない」と正直に伝えて、その悔しさをバネにして成長していければと思います。