『4日で脳が変わる習慣』レビュー 54冊目:自己啓発No.12
『4日で脳が変わる習慣』
著:園善博
こんにちは、masamariです。
今回は、園善博さんの『4日で脳が変わる習慣』をご紹介します。
◾️行動が変われば習慣が変わり、習慣が変われば結果が変わる
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
この言葉は、元メジャーリーガーの松井秀喜選手の座右の銘として知られていて、星稜高校の野球部時代、恩師・山下智茂監督から授かった言葉である。
出典は、ヒンドゥー教とも、ウィリアム・ジェームズとも言われている。
「行動を起こし、習慣を変えることができれば、運命を変えるほどの大きな結果を手に入れることができる」
という教えである。
「新しい習慣」を取り入れたり、今までの習慣を改めなければ、いつまでも「今と同じ自分」がいるだけ。
大きな成果を得るのは難しい。
「結果が出ている人」は、今までのやり方を変えて、「新しい習慣」を身につけているのである。
◾️「結果が出ている人」は、「4つ」の習慣を続けている
著者のセミナーでは、脳科学・認知心理学の見地から、「学習効果を高める4つの基本」を取り入れている。
【学習効果を高める4つの基本】
①目的を持つ
②集中して時間を使う
③上手に覚えて、しかも忘れない
④自分で考える
「結果が出ている人」は、この4つの中から「今の自分に足りないもの」を見つけ、受講後も、「新しい行動、新しい習慣」として取り入れている。
すなわち「4つ」の習慣が身についているか否かが、結果が出ている人と出ていない人の「差」を生み出したと言える。
◾️目的意識を持つと、脳が活発に働くようになる
「目的を持つこと」の重要性について、ラッシュ大学医療センター(アメリカ)が、興味深い発表をしている。
「人生の目的を強く意識している高齢者は、認知症の特徴とされる脳の病的な変化が進んでも、物忘れなどの症状が出にくい」
ということです。
この研究発表は、「目的を持つこと」が、「脳の働き(記憶力や思考力)によい作用を与える」ことを医学的に裏付けている。
また、オーストリア出身の心理学者、アルフレッド・アドラーは、自らが体系化した「アドラー心理学」において、「人間の行動にはすべて目的がある」と説いている。
「人間の行動は、個人が心に抱いた目的に向かう歩み」とするアドラーの考えは、見方を変えれば「目的が無ければ、人間は行動を起こせない(継続できない)」ことを意味している。
◾️おわりに
私自身、何かを続けようと思っても、続かないことが多々あります。
それは本書でも言っている「目的を持つこと」が出来ていないからかもしれません。
これからは、何かを始めようとする時は、まずは「目的」を考えるようにしたいと思います。