『伝え方が9割』レビュー 75冊目:ビジネスNo.50

『伝え方が9割』
著:佐々木圭一


こんにちは、masamariです。

今回は、佐々木圭一さんの『伝え方が9割』をご紹介します。


◾️「お願い」は相手との共作だ

自分のお願いを、思ったままストレートに口に出すのでは、「イエス」になるか、「ノー」になるか運に任せるしかない。
だが、相手のことを想像してコトバをつくることによって、「イエス」になる確率がぐんと上がる。
なぜなら、この技術によってできたお願いは、それは相手にとってもメリットであり、本能的にそうしたいと思うからである。

「ノー」を「イエス」に変える技術の答えは、相手の中にある。
「お願い」は、自分のコトバではなく、自分と相手の共作だ。
自分のハッピーと相手のハッピーを一緒に作り上げることである。

この技術を実践することは、自分の未来を変える可能性がある。
しかしこの技術は、決して楽勝で人生を過ごす技術ではない。
そう思った瞬間、上手くいかなくなる。
これは相手のことを想像する技術、言い換えれば、相手への愛情を表現する技術である。


◾️感動のないコトバは無視される時代

驚くべきデータがある。
世の中に存在して目にすることのできる情報量が、10年で530倍になったことだ。
インターネット情報の増大が原因である。
ビジネス書1冊分しかなかった情報が、10年で本棚まるごと2つ分に増えてしまった。
とんでもない量の情報の洪水が、私たちの生活の中を駆け抜けている。

これにより、世の中で何が起こっているかというと、ほとんどの情報が無視されているということだ。

ただでさえ溢れている情報の中で、個性のない普通のコトバは無視されるどころか、無かったものとして扱われる。
そんなコトバは、深夜に通り過ぎる貨物船である。
誰にも気付かれず、通り過ぎていくだけだ。
これまでの時代は、コトバを職業にする人だけが技術を磨けばよかった。
しかし今は、一般の人たちこそコトバ磨きが必要な時代と言える。
メールも、ブログも、企画書も。
どれだけ強いコトバをつくれるかは、この時代を生きる私たちの命題と言える。


◾️おわりに

私自身もブログを書いている身なので、伝え方について勉強していかなければいけないと、改めて思いました。
本書では、伝え方の具体的なテクニックが紹介されているので、気になる方は是非読んでみてください。

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