『あなたの1日を3時間増やす「超整理術」』レビュー 99冊目:ビジネスNo.66
『あなたの1日を3時間増やす「超整理術」』
著:高嶋美里
こんにちは、masamariです。
今回は、高嶋美里さんの『あなたの1日を3時間増やす「超整理術」』をご紹介します。
◾️自分が「ここにある」とすぐわかるのが大事
引き出しにものをしまう際には、整然ときれいに並べようとする必要はない。
ここで大切なのは、どこに何があるのか、自分がちゃんと把握できるようにすることだから、ぴったりパズルを組み合わせるように、収めなくてもいいのだ。見た目がきれいになるように形をそろえたりする必要もない。
見たときにわかりやすく、ものをどけなくてもすぐ取れるようになっていて、自分が「ここにこれがある」とわかるようになっていればそれでOK。
人によっては引き出しを開けたときにぐちゃぐちゃに見える場合もあるかもしれない。
でも、使う本人がすぐにそこからものを取り出せるようになっていて、戻すときにも迷わず定位置に戻せるなら、それが整理された状態である。
視覚的にぱっとわかることが大切だから、きちんと収まっていても、何かに隠れていて存在がわからなくなっているものがあればダメだ。
それから、定位置が動いてしまう状態になるのもよくない。
細かいものであれば、箱で仕切ったり、なくさないように透明な袋に入れておいて、その位置を決めておく。
高価な整理用の文具を買う必要はない。
透明な袋やファイルケースであれば、100円ショップで同じものがそろえられる。
◾️スケジュールごとに4つに整理する
自分のやるべき仕事をスケジュールに従って考えてみまる。
まず、その日中にやらなくてはいけないことがある。
それから、期日がある事柄が必ずある。
今週中に請求書を出すとか、◯日までに会議資料の提出とか、月末には経費精算などといったことだ。
一方で、期限が特に決まっていないけれど、やらなくてはならない、やっておいた方がいいこともある。
仕事の関連分野の市場状況を調べておく、扱っている商品が置いてある店舗を回って挨拶をする、などである。
また、5分程度でできそうな、ちょっとした細かい用件も意外と多くある。
次回の連絡会議の会議室を取っておこうとか、○○さんに契約書を送付とか、x×サイトの会員登録をしておこうなど、どれもすぐにゃればできる程度のことで、書類も何もなく、自分の頭の中に入っているような小さな仕事である。
業種や本人の役割はいろいろ違えど、仕事というもの自体はだいたい、こうした4つに分けることができる。
ということは、書類もその分類に従って分けなくてはいけない。
4つの分類を書き出してみると…
①今日やること
②5分でできること
③期日があること
④期限がないこと
この4つの分け方に合わせて、ファイルケースを用意してみる。
ケースにラベルを貼り、1から順に手前から並べる。
そして、持っている書類をこの4つのどれかに入れていく。
◾️おわりに
整理するには、整理するための基準を決めておく必要があります。
基準を決めておけば、迷いもなくなり整理するまでの無駄な時間も減らすことができます。
本書では、そんな無駄な時間を減らすための方法が、14日間で出来るように書かれていますので、短期間で変わりたいという方は読んでみてください。