『20代で身につけたい 一度、手に入れたら一生モノの幸運をつかむ50の習慣』読書レビュー 150冊目:自己啓発No.33

『20代で身につけたい 一度、手に入れたら一生モノの幸運をつかむ50の習慣』
著:千田琢哉


こんにちは、読書好きのmasamariです。

今回は、千田琢哉さんの『20代で身につけたい 一度、手に入れたら一生モノの幸運をつかむ50の習慣』をご紹介します。


◾️批判こそ正面から受けよう。正面から受けた後は翌朝トイレに流せばいい。

褒められるのはみんな大好きだ。
褒められるために頑張っている人は多い。

ところが、運のいい人か悪い人かは褒められた時にはわからない。
本当に運のいい人は批判された時にわかる。
運のいい人は批判に強いからである。
褒められている時は胸を張って堂々としていたのに、批判された瞬間、まるで別人のように弱くなってしまう人がいる。
この人は運が悪い人だ。
批判した人たちは単に群がって嫉妬している弱い連中に過ぎないのに弱くなってしまっては、相手の思うつぼになってしまう。

同時に、せっかく今まで応援してくれていた人たちもがっかりさせてしまう。
こうして批判に弱い人は人知れず引っ込んでいく。
誰からも批判されないかもしれないが、誰からも支持されないその他大勢の人生で幕を閉じる。

それに対して、批判されても平然とした顔をしている人は運のいい人だ。
「あんなに批判されているのに平然としている。カッコいい。この人についていこう!」
と思われて同性にも異性にも、モテる。
だから周囲から応援されるようになって、成功しやすくなっていく。
作用反作用の法則で、アンチが生まれたら信者も生まれる。
大切なことはアンチが生まれないことはあり得ないということだ。
必ず一定の割合でアンチが棲息!しているのが一番理に適ったバランスのいい状態なのだ。

挑戦者として今がんばっている人はこの事実を知っておくと、一気に気が楽になるはずである。
批判された時こそチャンスだ。
批判されるほどの人物になったということに誇りを持つ。

世の中には批判もされず、誰の記憶にも残らないで人生を終える人達がたくさんいる。
批判された時こそ正面から受け止める。
正面から受け止めてごくりと飲み込んでしまえばいい。
そして翌朝トイレに流してしまうのだ。
批判なんてその程度のものである。


◾️どん底で暗い顔をしない。暗い顔しても状況が好転することはない。

その人の運がいいか悪いかは、どん底で決まる。
どん底だとみんなうなだれる。
なだれた顔は誰だって暗い。
暗い顔をするから生命力が落ち込んでますます暗い人生になっていく。
生命力が落ちると免疫力が落ちるから病気になってしまう可能性も高まる。
周囲も暗い顔の人はいかにも運が悪そうだから近づきたくない。
誰だって運の悪そうな人と関わると、自分も運が悪くなることを本能で知っているからである。

風邪やウイルスのように、運の悪さは伝染する。
周囲から応援もされないから孤立無援の人生で一生うだつが上がらない。
つまり暗い顔をして得することは何ひとつないと気づくことが大切なのだ。

運のいい人はどん底でこそ笑う。
「いや〜、今が一番のどん底で参っちゃいますよ。ワッハッハッハ」
と笑いながら自分が主人公の小説を創っていく。
人生というのは小説だ。
偉人伝を読んでいて面白いのは順風満帆なところではない。
主人公がどん底から這い上がっていくところがクライマックスである。

どん底を経験していない人の話はつまらない。
エリートコースまっしぐらで挫折知らずの人の偉人伝は退屈極まりない。
これからスーパースターになっていくために、どのようにしてこのどん底をネタにするか。
それをワクワクしながら考えていくことだ。
それが勇気づけてくれた過去の偉人たちへの恩返しではないか。
偉人たちのどん底は半端ではない。
闘病・夜逃げなど珍しくも何ともない。
まさに命がけの人生を強いられてきていることも多い。

それに比べたら自分のどん底など大したことないと思えないか。
どん底で暗い顔せずにイキイキしながら歯を食いしばっていると、必ず出逢いがある。
「どん底で笑っていられるなんてちょっと素敵」
「きっと何か策があるに違いない」
と人が寄ってくる。

こうして運のいい人は、どん底から這い上がって功成り名を遂げていく。
策なんて何も無くても、人が集まってきたら一緒に考えればいいだけの話である。


◾️おわりに

運を良くするには、日頃の行動(習慣)が大事になってくる。
どんな行動をすればいいのかが本書では紹介されています。
20代でと書かれていますが、どの年代の方でも運は上げられると思いますので、
気になる方は是非読んでみてください。

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