『君にはもうそんなことをしている時間は残されていない』読書レビュー 152冊目:自己啓発No.35
『君にはもうそんなことをしている時間は残されていない』
著:千田琢哉
こんにちは、読書好きのmasamariです。
今回は、千田琢哉さんの『君にはもうそんなことをしている時間は残されていない』をご紹介します。
◾️指示された雑用の理由を、いちいち聞かない。
上司や先輩から雑用を指示されることは多い。
そんな時、その雑用の理由を食い下がってしつこく聞いてくる人がいる。
この人は嫌われる。
自分がやりたくないから理由を聞いて時間稼ぎをしている事実が、周囲にばれてしまっているからだ。
指示もされたくなくて雑用もしたくないのなら、方法は1つしかない。
出世して社長になるか、自分で会社を創って社長になるかのいずれかである。
雑用の理由なんて相手から教えてもらうものではない。
つべこべ言わずにさっさとやって、自分で気づいていくものだ。
いくら雑用の理由を100個聞いても、実際にやってみないことには、その意味は永遠にわからない。
百参譲って理由を聞いてもいいのは1回のみ。
1回聞いたらさっさと動く。
どうせ雑用させられるなら、嫌われるより好かれた方がいい。
◾️返事をするのに、わざとらしく一拍置かない。
上司や先輩に名前を呼ばれた際に、一拍置く人は嫌われる。
本当は聞こえていたのに、あえて一拍置くところが実にいやらしい。
暇でネットサーフィンしていたから、少しでも忙しく見せておきたい。
仕事がろくにできないから、もったいぶって自分の存在意義を誇張しておきたい。
諸々のいやらしさが詰め込まれているのが、返事の遅い人である。
どうせ「はい」という返事をする労力は同じなら、さっさと返事をすることだ。
返事のレスポンスとその人の好感度は見事に比例している。
レスポンスが速い人は、周囲のすべてが応援してくれるようになる。
レスポンスの速い人にチャンスは一極集中する。
結果として、出世してお金持ちになっていく。
レスポンスが遅い人は、周囲のすべてから嫌われる。
レスポンスの遅い人からチャンスはどんどん奪われていく。
結果として、出世できずに貧乏になっていく。
わずか1秒にも満たないこの差で、人生が決まってしまうのである。
◾️1分以上迷ったら、やらない。
やるかやらないか迷う人がいる。
迷えば迷うほど、やらないことになると相場は決まっている。
決断というのは時間の経過に比例して、現状維持に落ち着くようになっているからである。
だから決断は必ず1分以内に行うことだ。
1分経過したら現状継持だと決めておく。
つまり、やらないということである。
無理して勇者を装うことはない。
挑戦しないと決めることだって、立派な決断である。
進化はできないし輝きも失っていくかもしれないが、それはそれで本人の人生の選択だからいい。
他人がとやかく口を出すことではない。
1分以上迷う人は、1時間以上迷う。
1時間以上迷う人は、1日迷って、1カ月経っても、1年経っても、ずっと迷っている。
一生迷い続ける人生で終わっていく。
最初からやらないと決めておけば楽である。
◾️おわりに
当たり前のようにやっていることが、時間の無駄になっていることはよくあるかもしれません。
もっと時間を有意義に使うために、無駄な時間は減らさなければいけません。
本書では、どんな時間を減らしていけばいいのかが紹介されています。
気になる方は是非読んでみてください。