『時間革命』レビュー 14冊目:ビジネスNo.10

『時間革命』
著:堀江貴文

こんにちは、masamariです。

今回は、堀江貴文さんの『時間革命』をご紹介します。

◾️著者について

堀江貴文さんはみなさんもご存知の通り、日本を代表する実業家の一人です。
愛称は「ホリエモン」。
2019年5月に民間では日本初の宇宙空間到達に成功したインターステラテクノロジズ社の宇宙ロケット開発など、多数の事業や投資、多分野で活躍中。

◾️「自分の時間」を生きているか?

時間には「自分のための時間」と「他人のための時間」の2種類しかない。
「自分時間」は、好きな仕事や趣味、やりたいことなど、能動的な時間のこと。
それに対して「他人時間」は、やらされている仕事、通勤、したくない電話やメールなど、受動的な時間のことである。

もちろん「自分時間」が多ければ多いほど、人生の質は高くなっていきますが、それとは逆に、「他人時間」ばっかり過ごしている人は、人生に満足出来ていることはまずないでしょう。

「自分時間を増やす+他人時間を減らす=人生の質が高くなる」
これがシンプル極まりない事実である。

まずは日頃から「これは自分時間なのか?それとも他人時間なのか?」と自問する習慣を身につけていこうと思います。

◾️シンプルとスピードが最強である

時間を増やす上で、「シンプルに考える」ことは欠かせない。
「物事を『複雑に考える』方が難しい=価値が高い」という考えは間違っている。

真実や価値があるものは、いつだってシンプルである。
シンプルに考える方が簡単と考える人がいるかもしれないが、実は物事は複雑に考えるほうが楽である。
複雑に考えようと思えばいくらでも複雑に考えることができる。
しかし、シンプルに考えるには、一定の「勇気」や「エネルギー」が必要になってくる。

「好きな仕事に思いっきり打ち込みたいけど、家族のこととか、趣味の時間も確保したい。収入は…」と考えていても、すべてを叶えることなどまず出来ない。
本当に大切にしたいこと”以外”は全て手放して、自分の根本的な欲求に向き合うべきである。

「自分にとって一番大切なことは何か?」と習慣的に考えられるようにしたいですね。

◾️得意なことに集中投資する

本当の意味で時間に革命を起こそうとするなら、自分一人だけで頑張っても限界があるので、積極的に「他人」を使うべきである。
私自身は人に頼るのが苦手で、「何でも自分で出来るようになりたい」という気持ちが強いです。
しかし今のままでは、時間に革命を起こすことなんて、いつまで経ってもわけがありません。

自分以外でもできることは適性がある人に任せてしまって、自分自身は得意なことに集中して長所を伸ばしていった方が良い。
長所を伸ばせば周りからの評判も良くなったりして、自信にも繋がって更に結果を出せるようになるだと思います。

ただしこれは、「人をこき使え」とか「時間を奪い合え」と言っているわけではありません。
任される側が気持ちよくなる任せ方が出来なければ、必ず信頼を失い、後で痛い目に遭います。
Win-Winの関係を意識する必要がありますね。

◾️おわりに

堀江さんは人の時間を奪うことに無頓着な行動に対しては、不快感を抱くそうで、「平気で電話をかけてくる人」だそうです。
本人は何気なく電話をかけているだけかもしれませんが、堀江さんからすると、いきなり人の人生に割り込んできて、「他人時間」をねじ込もうとする行為にしか見えないとのこと。
なのでよっぽどではない限り、スマホに電話が掛かってきても出ないそうです。

いかに自分の時間を増やすか、またいかに他人に割く時間を減らしていくかも重要ではありますが、相手への気遣いや敬意をはらうことも同じぐらいに重要なのかもしれませんね。

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