『烈火の炎』1巻ネタバレ 32冊目:マンガNo.7

『烈火の炎』
作者:安西信行


■漫画のあらすじ

主人公は忍者に憧れる少年・花菱烈火で、炎を生み出す不思議な力を持っていた。
そんな烈火がある日、佐古下柳という治癒の力をもつ少女と出会う。
2人はお互いの力を打ち明けたことで友人となる。
烈火は、柳を守る事を誓うのだが、影法師という謎の女性が現れ、烈火達は魔力を持つ道具、「魔道具」の存在を知る。

そして、様々な出会いや出来事があり、仲間達と「裏武闘殺陣」に出場するのである。


■1話ネタバレ

物語は花菱烈火とライバルである石島土門と闘っているところから始まる。

土門はその体格を活かし、力任せに突っ込んでくる。
烈火は忍者を目指していることもあってか、俊敏さを活かして逃げ回る。
烈火が小さな爆弾のようなものを投げると、土門は、
「そう毎度同じ手にかかるかバカ!!」
と烈火をばかにするが、烈火がしかけていた落とし穴にまんまと落ちてしまう。

土門は烈火を卑怯者扱いするが、
「忍びはつねに先を見て動くもんだ」
と烈火は言い返し、土門を落とし穴にほったらかしたまま去ってしまう。


烈火が家に帰ると、父・花菱茂男が作業場で花火を作っていた。
そんな茂男を見るやいなや、烈火は茂男のことを蹴り飛ばす。
花火を作っているのにタバコを吸っていたからである(笑)

烈火が部屋に戻ると、茂男が追いかけてきて、
「お前、また喧嘩に火薬を使ったな?」
と聞く。
火薬を使ったことがバレた烈火は、
「威嚇だけだ!忍者ってのは火薬のスペシャリストだったんだぜ!オレぁ忍者だからな」
と言い返すが、そんな烈火に茂男は、
「火薬はガキのおもちゃじゃねぇ!くだらねぇ使い方すんな!」
と怒り、バツとして飯抜きを言い渡す。


そしてある日のこと、この地域一帯のNo.1美少女と言われる佐古下柳が公園を歩いていると、ナンパ男に「デートしていただけますか?」と声をかけられる。
それに対して柳は、
「デェトってなんでしょうか?」
と聞き返す。

その対応に苛立った男は、
「カマトトぶんじゃねぇ!今時そんなのも知らねぇ女子高生なんているか!とにかくこっちに来いよ!」
と柳の腕を掴み、無理やり連れて行こうとする。
「離してください!い、痛いです!」
と、柳が嫌がっていると、そこに烈火が現れて男に飛び蹴りを食らわせる。

そして烈火が、
「か弱い女の子になんちゅー事してんだバカども!花菱烈火が相手だ!」
と男に言い放つ。
すると、どこから湧いてきたのか、柄の悪い男達が次々と現れてきて、烈火はボコボコにされて気を失ってしまった。


目が覚めると、烈火は柳に膝枕をされていた。
気を失う前、ボコボコにされたはずの烈火だが、何故だか痛みが無かった。
そして手の甲が切れていた烈火の右手に、柳が手を近づけると、何と傷が治っていったのである。

柳がこの能力に気付いたのは、昔飼っていたインコが死にそうになっていた時の事である。
悲しくて泣きながら
「お願い元気になって」
と抱きしめていると、インコはみるみる元気になっていった。

初めて会った人にこんなに話せるのは初めてと柳は驚いていた。

そして、烈火は柳の制服を見て、同じ学校に通っていることに気付く。
柳のこと初めて知ったと烈火が伝えると、
「私、あまり目立たない方だから…。でもな、私は花菱君の事…」
と柳が言ったその時、

「やだぁ!何よコレ!!」

と女性の叫び声が聞こえた。

声の方に目を向けると、そこには傷だらけの犬が弱って倒れていた。
そんな傷だらけの犬を見て、柳は走り出した。
そして柳が犬を抱きしめると、犬は何事も無かったかのように元気になったのである。

制服を血だらけにしてまで犬を助けた柳の姿を見た烈火は、
「尊敬する君主に一命をかけ、仕えるのが忍者!!花菱烈火は今よりあんたの"忍"となる!!」
と宣言する。
烈火は柳のことを「姫」と呼び始めた。

そして烈火は、火を生み出すことが出来るという自分の特殊な能力のことを姫に打ち明かす。
お互いに内緒の話をして、友達となったのである。

すると、どこからか
「見つけた」
と声が聞こえ始め、次の瞬間、謎の女性が突然現れた。

この女性の正体とは…

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