『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』レビュー 42冊目:ビジネスNo.25
『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』
著:高橋政史
こんにちは、masamariです。
今回は、高橋政史さんの『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』をご紹介します。
◾️方眼ノートがあなたを変える
「頭がいい人」とそうでない人を分けるものは、記憶力以上に「情報の整理力」です。
頭がいい人は、頭の中がいつも「整理」されている。
つまり、「整理」されたノートを書く。
東大合格生もマッキンゼーをはじめ外資系コンサルタントも、どちらも共通して「方眼ノート」を使っている。
方眼ノートのタテ・ヨコの線を上手に使い分けると、以下のように書き分けがしやすく、簡単にきれいにノートをまとめられるようになる。
・行頭をそろえる
・行頭から2〜3字分下げたところに小見出しを書く
・小見出しからさらに2〜3字分下げたところから内容を書く
・項目が変わったら、行間をあける
・余白部分がつくりやすく、情報整理のスペースをつくれる
行頭、小見出しの頭など、内容の頭がそろっていると見た目が美しく、すっきり整理されたノートになる。
こうしたノートは見やすく、わかりやすいことは言うまでもなく、同時に見ているだけで心地よく、モチベーションが上がる。
その他にも優れた点が満載の方眼ノートは、ただの万能ノートという域を超え、使っているだけで情報を整理する力が養われていき、次第に思考力が深まり、発想力が鍛えられ、本当に頭が良くなっていく機能が潜んだノートなのです。
◾️方眼ノートで「フレーム」を変える=頭が良くなる
勉強で大事なことは、「フレーム」があるかどうかです。
フレーム=「思考整理の本棚」
「フレーム」があれば、どれだけ膨大な知識や情報を頭に詰め込んでも、いらない知識や情報は捨てて、重要なポイントを見極めて整理することができる。
しかし、「フレーム」がないと、あれもこれも気になり、たとえ情報や知識が少なくても頭の中は混乱してしまう。
仕事でも勉強でも、大事なことは情報を頭に詰め込むことではなく、情報をいかに整理し、効果的に使いこなせるかどうかで結果が決まる。
◾️フレーム=思考整理の本棚
頭の良さは「フレーム」で決まる。
正しい「フレーム」で頭の中を整理すれば頭が良くなり、誤ったフレームを使い続けると頭の中は混乱する。
「仕事」も「勉強」もフレーム次第で結果が変わる。
「フレーム=思考整理の本棚」に例えられる。
知識や情報を本だとすると、たくさんの本を持っていたとしても、乱雑に積み上げられていたり、とりあえずそこらへんに置いてあるようでは、必要な時に必要な本を取り出すことができず、結局役に立たない。
知識や情報も同じで、きちんと区分けされた「フレーム=思考整理の本棚」があって、そこに必要な知識や情報だけがきちんと整理されていれば、必要な時に必要な情報をすぐに取り出すことができる。
頭の回転が速い、頭がいいと言われる人は、情報を「フレーム」に入れて整理し、ストックしている人だと言える。
◾️世界のトップエリートが実践する「黄金の3分割」
・東大合格生ノート
・マッキンゼーの「マッキンノート」
・外資系コンサルティング会社のアクセンチュアで使われる「ポイントシート」
・全米有名大学や研究機関で多く使われている「コーネルノート」
上記のノートには共通する「フレーム」があり、それが「黄金の3分割」。
東大合格生から全米有名大学の学生のノートも、外資系コンサルタントのノートも、
「事実=板書」
「解釈=気づき」
「行動=要約」
と、全く同じ「フレーム」である。
頭が良くなる「フレーム」は世界共通なのである。
◾️おわりに
普段、ノートを使う時はどんなノートを使うかは意識したことはありませんでした。
これを機に、勉強をする時は天才達の真似をして、方眼ノートを使っていこうと思います。