『「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣』レビュー 45冊目:ビジネスNo.27
『「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣』
著:山本憲明
こんにちは、masamariです。
今回は、山本憲明さんの『「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣』をご紹介します。
◾️仕事が速い人はどんどん「モノ」を捨て、仕事が遅い人は「モノ」を大事にする
モノが多いことによる仕事への影響は、とにかく大きい。
まず、「探す時間が多くかかってしまう」ということ。
ある調査の結果では、人は1日に平均して10分間、探し物をしていると言う。
探し物と言っても、本当のモノだけでなく、パソコンの中のファイルなども加味すると、それ以上の時間を費やしているかもしれない。
例えば1日10分間、探し物をするとなると、1週間で約1時間、1ヵ月で4〜5時間、年間だと50時間以上(まる2日以上)は探し物をしている計算になる。
1年で2日潰れてしまう。
そう考えると、「探し物をする時間、もったいないな」と感じるだろう。
探し物の時間をなくすことができれば、それだけ仕事が速く進むことになる。
また、探し物を見つけたら、そのあと二度と探すことのないように整理しておくことが重要。
「仕事が速い人」になりたければ、とにかく「モノを減らす」ことに意識を常に傾けるようにする。
その意識が途切れた途端に、モノは自然に増えてしまう。
◾️仕事が速い人は明確な目標があり、仕事が遅い人は目標がない
目標をしっかり持っている人は、その日その日にやるべきことをきちんと把握している。
その日その日にやることが、将来の大きな目標とつながっていることを知っているからである。
言い方を変えると、目標から逆算するから、その日その日にやることが決まってくる。
その結果として、迷いが少なくなり、仕事を速く進めることができるのです。
大きな目標を持っていると、その目標を達成するためにやるべきことが多くなって、「時間がなくて仕方がない」といった状況になる。
つまり、無駄なことをする時間が無くなり、目標達成に向けて集中力も高まるため、仕事が速くなるのです。
◾️仕事が速い人はタスクごとに時間管理をし、仕事が遅い人はタスク管理だけをしている
仕事を進めていくうえで、「タスク管理」は非常に重要である。
たいていのビジネスパーソンは、タスク管理自体(今日、何と何をやるか)は行なっているでしょうが、タスクごとにかかる時間まで把握している人は、意外に少ないかもしれない。
「今日やること」として、いくつかの項目を紙に書いたり、パソコンやスマホ上のツールなどで管理するだけでは不十分。
ひとつひとつのタスクにかける時間を把握できなければ、「今日やること」をいくつできるのかわからないし、終わりの時間なども把握することができない。
タスクごとの時間をキッチリ管理することで得られる利点が2つある。
1つ目は、「その日やるべきこと」を多く設定しすぎてしまい、その日のうちに終わらないということがなくなる事です。
2つ目は、終わりの時間を設定できる。
終わりの時間が設定できれば、「自分のために何かをする時間」を確保できるようになる。
「仕事が速い人」は、「時間」という概念に対して非常に敏感です。
まずは、自分がやらなければならないタスクの数と、それぞれの作業時間を割り出してみる。
◾️おわりに
仕事が速い人と遅い人の違いについて、具体例も交えて説明されています。
遅い人に当てはまるところもあるので、速い人はどんな事をしているかを学んで、実際の仕事でも活かしていこうと思います。