『はじめての人のための3000円投資生活』レビュー 60冊目:資産運用No.1
『はじめての人のための3000円投資生活』
著:横山光昭
こんにちは、masamariです。
今回は、横山光昭さんの『はじめての人のための3000円投資生活』をご紹介します。
◾️4000人が大成功した、カンタン投資法
たいていの人は何かを始める前、勝手がわからないだけに、「難しそう」「失敗したらどうしよう」と、あれこれ悩んだり不安になったりする。
しかし、「案ずるより産むがやすし」とことわざにもあるように、始めてみると、意外とラクに出来てしまって拍子抜けするものである。
さんざん悩んだ末、いざやってみると、思ったより簡単で楽しくて、「なぜ、もっと早く始めなかったんだろう」「悩んでいた時間がもったいない」と思ってしまった。
誰しもそんな経験の一つや二つ、あるかもしれない。
投資でも同じ。
「必要以上に情報を集めたり悩んだりせず、まずはやってみる」
それが一番大事である。
投資を始める際、真面目な人ほど「損をしたくない」と考え、投資関連の本や雑誌、証券会社のホームページや資料を読み込み、勉強しようとする傾向がある。
調べていくうちに、ネガティブな情報ばかりを目にして怖くなる人もいれば、情報を集めすぎてしまい、どうしたらいいかわからなくなる人もいるかもしれない。
しかし、どんな勉強やシミュレーションも、実践には到底かなわない。
「百聞は一見に如かず」「習うより慣れろ」である。
特に、この本でおすすめする方法であれば、月々3000円のタネ銭(元本)と、最低限の情報、そして金融商品を買う際のちょっとしたコツさえ知っていれば、簡単に始められる。
いざ投資を始めてみると、おそらくお金に対する意識や日々の生活、さらには人生のとらえ方が少しずつ変わっていくはずである。
あまり考え込んだり悩んだりしすぎず、気軽に始めてみることが重要です。
◾️投資が怖くても仕事が忙しくても、資産は着実に増やせる
「面倒くさがり屋で、細かい作業が苦手」
「仕事や家事が忙しくて、その他のことに時間がかけられない」
「判断力がなくて、なかなか物事を決められない」
といった理由から、「自分は投資には向いていないと思い込んでいる人がいるかもしれない。
しかし、視点を少し変えてみると、今挙げた例に当てはまる人は、実はとても3000円投資生活向きの性格であることがわかる。
・「面倒くさがり屋だ」「忙しくて時間がない」という人
3000円投資生活であれば、最初に購入する金融商品(バランス型の投資信託)を決めてしまえば、あとはほったらかしで大丈夫。
むしろ、株の値動きをこまめにチェックし、一喜一憂したり、頻繁に売買を繰り返したりするのは、精神的にも時間的にも金銭的にも、かえってマイナスになりかねない。
面倒くさいことはせずに、お金の成長を気長に待てる人。
投資にあまり時間をかけられない人。
そういう人こそ、3000円投資生活に向いている人である。
・「判断力がない」という人
「保有している金融商品が値下がりしても、『また上がるかも』と売り時を逃し、損をしてしまうのではないか」と考えているかもしれないが、そういう人も3000円投資生活には向いている。
3000円投資生活は、売り時や買い時を瞬間的に判断し、短期的で利益を上げようというものではない。
「すぐには使うことがないお金」を時間をかけて育てていくものである。
だから、即断即決能力は必要ないのです。
一時的に株価や債権の価格が下がっても、長いスパンで見れば回復する可能性は上がるし、その時が来るまで、ほったらかしにしておけばいい。
さらに、年齢やリスクの許容度に応じて、株式と債権をバランス良く保有しておけば、よりほったらかしやすくなる。
「何度も売り時を逃しているうちに、いつの間にかお金が大きく育っていた」という可能性も十分にある。
◾️おわりに
どのような性格、どのようなライフスタイルの人であっても、必ずその人に合った投資方法があるはずである。
面倒くさがり屋な人、忙しい人、投資をしたことがない人、判断力がないという人、損をするのが怖い人。
そんな人ほど、ローリスク・ローリターンで手間がかからない3000円投資生活に向いています。
3000円であれば少額ですし、貯金感覚で始められて良いと思います。
どんな商品を買えばいいのかはもちろん、貯金の仕方・投資するお金の作り方などを、横山さんがわかりやすく紹介しているので、気になる方は読んでみてください。